日本車の原点 2008 12 23

 本田宗一郎は、嘆き悲しんでいるでしょう。
みんな、日本車の原点を忘れ、日本車がアメ車のようになってしまったと。
 日本車の原点は、
排気量は小さいけれど、高出力、しかも低燃費だったはずです。
 ところが、最近、日本の道路は、3ナンバーの車ばかり。
地球温暖化防止が叫ばれている中、
日本の自動車の主力は、
1500cc〜1800cc→2000cc→2000cc〜3000ccと、
バブルのように急拡大しました(排気量バブル)。
 日本の道路事情を考えれば、
山間部を除けば、1500ccで十分でしょう。
 今の主力は、2400ccでしょうか、3000ccでしょうか。
仮に2400ccだとすると、1500ccとの差が排気量バブルでしょう。
 ホンダの話を書きましょう。
もう20年近く前になるでしょうか。
1500cc程度のシビックが、あまりにも軽快でパワフルに走るのを見て、
私は、びっくりしたことを今でも鮮明に覚えています。
 あるいは、これも1500ccだったと思いますが、
CR-Xが、大型のスポーツカーを上回る走りを見せた時は、
本当に驚きました。
(初代CR-X。非常に短いホイールベース、車両重量800kg)
 現在のホンダ車は、快適で高級感がありますが、
感覚的に言えば、家電化してしまった感じがあります。
 もう一度、書きます。
日本車の原点は、
排気量は小さいけれど、高出力、しかも低燃費だった。
 「自動車のユニクロ」が出現すれば、
日本の自動車メーカーも、GMと同じ運命となるでしょう。
(参考)
 少なくとも、車好きの人は、家電化した今の日本車には乗りたくないでしょう。
だから、中古市場で、20年も古い中古車を見つけてきて、
手入れや改造して楽しんでいるという感じでしょうか。
(最近まで、私の家の近くの駐車場には、三菱のスタリオンがありました。
引っ越したのか、現在、見られなくなってしまい、残念です)
 そう言えば、スカイライン2000RSというのを思い出しました。
当時は、車好きの夢だった車です。
余計なものは何も付いてなくて、走りに徹した車でした。
装備は、素うどんのようなものでした。
それでも、ラジオは装備されていたので、意外でした。
当時としては、珍しかった2000ccでDOHC4バルブ(直列4気筒4バルブFJ20E型エンジン)。
暴れ馬のようなエンジンでした。















































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